悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。|アニメネタバレ

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。アニメネタバレ ラノベ

「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。(通称:ラス為)」は、小説家になろうというサイトで連載されているラノベで、2023年7月にはTVアニメ化もされました。

2024年12月時点でアニメ2期の発表はされていませんが、シリーズ累計発行部数は80万部を突破しているので、2期が制作される可能性は十分あります。

モシレ
モシレ

私はラス為のアニメが大好きで、あえて原作小説は読まずアニメ1期を10回以上見返しているファンの1人です!

2期の制作発表は未だないですが、今回は私が何回も見たアニメ1期の内容をネタバレを含みながら、ラス為の良さを徹底的に解説していきます。

まだ「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」を見たことがない人はもちろん、小説しか読んだことがない人もアニメ版の良さを知るために、参考にしていただければ幸いです。

当記事では、アニメ版の内容を徹底解説するため、小説2巻までの内容を含みます。ネタバレを避けたい方は、ご注意ください。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。とは?

まずは、ラス為の基本情報をお伝えしていきます。アニメのネタバレだけを知りたい方は、次の目次まで飛ばしてください。

  • タイトル:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。〜ラスボスチートと王女の権威で救える人は救いたい〜
  • 通称:ラス為
  • 原作者:天壱(テンイチ)
  • イラスト:鈴ノ助
  • 掲載サイト:小説家になろう
  • 小説連載期間:第一部/2018年4月19日~2020年5月21日・第二部/2020年5月25日~2024年6月11日・第三部/2024年6月14日~連載中
  • アニメ放送期間:2023年7月7日~2023年9月22日
  • アニメ話数:全12話

ラス為の原作小説は、まだまだ連載中で話数も2000話近くありますが、アニメ版で放送されたのは原作127話あたりまでの内容でした。

そのため、アニメの続きが出るとなるとより戦いが増し、ラスボス女王が民のために動いて救うシーンがたくさん出てくると予想できます。

アニメ版ラス為のネタバレ

それでは本題である「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」のアニメで放送された部分を徹底解説していきます。

それぞれの内容を分けて分かりやすく説明するので、ぜひ参考にしてくださいね!

最低最悪女王への転生

そもそも、ラス為は「君と一筋の光を」という乙女ゲームの世界に主人公が転生したと気付くところから物語が始めります。

主人公はこの世界で王女として生活する「プライド・ロイヤル・アイビー」という少女で、主人公が転生に気づいたときはまだ王位継承の証となる予知能力を開花させていませんでした。

モシレ
モシレ

ラス為の主人公であるプライドについて詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめているので、合わせて読んでみて下さいね!

しかし、ゲームと同様に8歳時点でゲームの内容を知っていた主人公は、周囲の人からすれば予知能力と呼べる「父親の乗る馬車が事故に遭う」ということを告げます。

ゲーム内のプライドは、元々わがまま放題で何かあればすぐに死刑だとわめくような子だったので、父親の事故は予知せず、同時期に「妹がいる」と予知しました。

ゲームであれば、父親の死を防げなかったため、現女王である母親も後を追うように亡くなり、8歳でプライドが女王になってしまうのです。

転生したプライドはこの流れを知っていたからこそ、父親の乗る馬車を命がけで止め、両親の死を防ぎ、自分は王位継承権を持つ第一王女となりました。

命がけで馬車を止めたプライドを護衛が助けたため事なきを得ましたが、プライドが転生者だと知らない周囲のメイドや護衛は自分が処分されると思い込みます。

そこでプライドは号泣し、今までの自分のことを責め、周囲の大人たちに誠心誠意謝罪し、10年後に悲劇を起こしてしまう運命であるプライドだからこそ民のために生きようと心に誓いました。

モシレ
モシレ

ゲームのプライドのわがままなどは、転生後のプライドには関係ありませんが、周囲の人から見ればそんなのは関係ありませんよね。それを分かっているからこそ、しっかりと謝罪を行い、今後の行動を決めたのでしょう…。感動しますね…

義弟との出会い

プライドの住むフリージア王国では、代々女性が予知能力を開花することが多く、その補佐として優秀な特殊能力を持つ人物を補佐として義弟にする習慣があります。

そのため、予知能力を開花したプライドにも義弟であり将来の摂政となる人物があてがわれますが、そのキャラが「ステイル・ロイヤル・アイビー」です。

ステイルは元々平民として母親と2人で暮らしてきましたが、特殊能力が「瞬間移動」だったため、王命によりほぼ強制で義弟になります。

モシレ
モシレ

まだまだ母親に甘えたい子供時代に引き離されたため、ステイルのショックは大きかったでしょうね…。まだ両親が揃っていればよかったでしょうが、残してきたのが母親1人というのも可哀そうでなりません。

初めは、母親と引き離されたことを恨み、最終的には自分が摂政となることで国の法律を変え、母親に自由に会えるようにするためにプライドに媚びを売ろうと企んでいました。

しかし、プライドの人の良さや民を想う気持ち、自分を気にしてくれていることに気づき、噂通りのわがまま王女ではないと思って、プライドに忠誠を誓います。

その後、プライドと従属の契約を結んだことで正式に義弟と認められ、プライドと共に民のために行動していくようになります。

従属の契約とは…「主を裏切らない」「主の意思なしに一定距離以上離れない」の2つのみが約束される契約のことです。

義弟のために行動する

プライドは、ほぼ強制で連れてこられたステイルに複雑な思いを感じており、ステイルのためにできることはないかと考えていました。

ステイルが母親に会いたいだろうと思い、自分の力でできることを考え、父親にねだったことでステイルは月1回母親から手紙を貰うことができるようになりました。

ステイルからの返事は、年1回自分の誕生月に送っていいことに決定し、それだけでもステイルの心は晴れ、プライドのことを何者からも守る誓いを自分の心に決めます。

モシレ
モシレ

ステイルのために行動するプライドも、そんなプライドを守ると自分に誓うステイルも素晴らしいですよね。2人には本当に幸せになってほしいと思うシーンでした。

妹との出会い

ステイルと仲を深めていくプライドでしたが、妹である「ティアラ・ロイヤル・アイビー」との初対面が迫っていました。

身体の弱かったティアラは6歳まで存在を隠されており、プライドたちが過ごす城とは別の場所で母親と生活をしていたため、ティアラのお披露目とプライドの王位継承を知らせるパーティーが開かれます。

ティアラは母親にそっくりの可愛い少女で、ゲームの中では攻略対象者と共に悪役であるプライドを裁く立場でした。

そのため、プライドもティアラのことを絶対にいじめないと心に決めて初対面に臨み、実際に会ったときにもプライドは「可愛い!」と心の底から思い、いじめることはありませんでした

その結果、本来のゲームでは離れの棟に閉じ込められていたティアラは、転生したプライドのおかげで兄弟・姉妹3人仲良く自由に過ごすことができます。

騎士団の視察と問題

ステイルやティアラと日常を過ごしていたプライドですが、自国を守る騎士団を視察に行くことになり、ステイルと共に騎士団の練習場所を訪れます。

本来であれば、騎士団長である「ロデリック・ベレスフォード」が出迎えるはずでしたが、副団長である「クラーク・ダーウィン」が出迎えました。

というのも、本来フリージア王国に来る予定だった隣国の騎士たちが到着していないのを不審に思ったロデリックは、直々に迎えに行ってしまったのです。

騎士団のメンバーは、転生後のプライドに会ったことがなく「処分されるかも…」という雰囲気でしたが、プライドはあっさり了承し、騎士団メンバーから尊敬されていきます。

順調に騎士団の視察を行っていくプライドたちとクラークでしたが、そこに「ロデリック率いる軍が奇襲された」との報告が入り、緊急時の対応を見るという口実で付いていきます。

ステイルの瞬間移動を活かし、物資を現地に送り軍を助けようとしますが、ロデリックの足が岩に挟まれ動けない状況を知ったプライドは、自身が現地に瞬間移動し助ける提案をします。

モシレ
モシレ

ステイルの瞬間移動は国の上層部しか知らない能力だったので、騎士団メンバーは驚きますが、それよりもプライドのことを信頼し、すぐに承諾するステイルに驚いていました。2人の信頼関係が分かるいいシーンの1つです!

もちろん、周囲の人たちは騎士団長よりも第一王女の命を優先し止めますが、「最低の女王になりたくない」というプライドの意思をステイルは尊重し、現地に瞬間移動させました。

モシレ
モシレ

ステイルにとって自分が守ると決めた人を1人で戦場に送り出すのには、本当に勇気がいったと思います。それでもプライドを信頼し、送り出すステイルは本当に偉い…

プライドの戦闘・ヴァルとの出会い

現地に飛んだプライドは、ロデリックを取り囲む奇襲者たちを瞬殺しますが、その後予知能力で知った周囲の崖の崩壊から身を守るべく、ヴァルを探していました。

プライドは、元々ゲームで最強だったため、幼少期から戦闘スキルが高く、剣の扱いにも慣れていたので、男の大人たちを圧倒することができたのです。

モシレ
モシレ

大人の男の人相手に余裕すら感じさせる美しい戦闘シーンで、プライドの強さ、ラスボスとしての有能さを実感させられました。

戦いをしながらヴァルを探し、見つけたプライドは足が挟まって動けないロデリックに、絶対に捕まえておくように指示し、ヴァルに特殊能力で自分を守るついでにプライドたちも守るように指示します。

崖の崩壊に巻き込まれるわけにいかなかったヴァルは、仕方なく特殊能力で自分とプライドたちを守り、3人が生還しました。

ヴァルの能力をプライドが知っていることに周囲の人たちは驚きましたが、本来はゲームの中のことで知っていたプライドは、ゲームと言うわけにもいかず、予知能力と説明します。

そして後から助けに来た騎士団のメンバーたちが3人を見つけ、戦闘は終了し、奇襲者の一味であったヴァルはフリージア王国に捕らえられることになりました。

アーサーとの出会い

戦闘を終え、自国に戻ったプライドは騎士団メンバーなどプライドの戦闘シーンを見た人たちを招集し、「公の場ではないため、無礼を許し何でも答える」と宣言します。

そこで「騎士団長の命よりも第一王女としての命を大事にすべきだった」「騎士団長は見捨てるべきだった」と騎士団長自らに責められたプライドは「黙りなさい」と一喝します。

プライドの考えでは、民を守ることこそ上に立つものの務めであり、騎士団のメンバーは自分よりも民を守る機会が多いため、国にはなくてはならない人物たちです。

民を守る騎士団メンバーたちもプライドにとっては、民の1人であるため、プライドには見捨てる選択肢はなく、一兵卒でも助けただろうと言い、騎士団は感謝しました。

プライドの考えを聞いた騎士団長も納得し、涙を流しながら感謝の言葉を伝えました。

そこで登場したのが騎士団長の1人息子で、今後の展開にも関わってくる重要人物の1人である「アーサー・ベレスフォード」です。

この時点でアーサーは、父親を助けてくれ今後の道を示してくれたプライドに忠誠を誓い、将来騎士になり、プライドを守ると心に決めました。

ヴァルを裁く

フリージア王国に捕らえられたヴァルに対して、現女王であるプライドの母親「ローザ・ロイヤル・アイビー」は、捕えたプライドが裁くように指示します。

プライドは、捕虜となった隣国の騎士たちの居場所を聞き出し、隷属の契約を行ったうえで開放すべきだと判断し、その通りになりました。

隷属の契約とは…「主を裏切らない」「主の意思なしに一定距離以上離れない」「主の命令は絶対」の3つが基本の契約であり、その他にも口頭で追加・撤回することができます。

プライドは、隷属の契約の3つ以外にもさまざまな条件を付けており、ヴァルは今後悪事を働くことができなくなり、自身や大切な人が襲われても反撃できなくなりました。

そのため、「助けを求める場合はプライドを頼ること」「非常時にはプライドよりもティアラを優先して守ること」を伝え、ヴァルは開放されます。

モシレ
モシレ

プライドは大切で自身よりも弱いティアラを守るために、この約束をしましたが、ティアラ自身は納得していない様子でした。ティアラもプライドもお互いのことを考えているのがよく分かるシーンで、最高です…。

ジルベールと衝突

日々を過ごす中でこれまでにも不審な動きをし、ステイルが警戒していた相手である「ジルベール・バトラー」が本格的に動き出しました。

ジルベールは、フリージア王国の現宰相であり、王配であるアルバートの親友でもある人物です。

しかし、ジルベールは妻であるマリアンヌが不治の病にかかっており、王族の情報を売ってでも妻を助けようとしていました。

モシレ
モシレ

ジルベールとマリアンヌの馴れ初めや妻に対する絶対的な愛に感動しますが、王族の情報を売る姿にはちょっと引きました…。登場時は最低野郎でしたね。

そのことに気づき、情報の売買をする場面を見つけたプライドとステイルは、ジルベールを制しようとしますが、プライドが「マリアンヌは今日亡くなる」ということに気づき、行動を始めます。

ゲームではもっと後半に判明するアーサーの特殊能力の本来の意味をプライドは知っていたため、アーサーを呼びに行き、一緒にマリアンヌの場所までステイルの能力で瞬間移動します。

アーサーの特殊能力はなんと「万物の病を治す」能力で、マリアンヌに触れただけで病が治り、ゲームでは死亡していたマリアンヌも生存することになりました。

マリアンヌが治るのを見たジルベールは、プライドに感謝し絶対の忠誠を誓います。

人身売買組織の殲滅

ジルベールと和解したプライドたちが街に行こうと馬車で移動しているときに、道端に倒れているヴァルを保護しました。

そこで、解放された後のヴァルが勝手についてくるようになった兄弟ではない孤児2人と一緒に生活していたところ、孤児2人が人身売買組織に攫われたことを知ります。

プライドは、2人を助けることを決め、人身売買組織を殲滅しようと行動を始めました。

ジルベールの特殊能力である年齢操作で、プライド・ステイル・ジルベールの3人は年齢を操作し、幼少期の姿となり、ヴァルと共に人身売買組織に潜入します。

計画通りに、捕えられていた人々を開放し、犯人たちを牢獄に瞬間移動させていくステイルでしたが、光の特殊能力を持つ少年と出会い、負傷してしまいます。

プライドは人身売買組織の犯人たちを相手に圧倒しますが、最終的に建物が崩れ始め、瓦礫の向こうに孤児の1人が取り残されてしまいました。

そこで、孤児の能力を予想したプライドの命令により、孤児の手を握ったヴァルは意味の分からないまま特殊能力の力が大幅にアップし、ピンチを乗り切ることができました。

モシレ
モシレ

ハッピーエンドを迎えようとしていた頃、プライドたちの上空に隠密しながら飛んでいる飛行船がおり、その人たちが今後の展開に関わってきそうでワクワクしています!

ラス為1期終了

その後、無事に人身売買組織を殲滅し、犠牲を出さずに城に帰ったプライドたちは、孤児の能力とヴァルの能力を合わせて王族専属配達人の仕事を任せます。

その結果、ヴァルは定職に就くことができ、プライドは今後子供たちが通う学校を建設すると決め、今後の生活を楽しみにしながらラス為1期は終了するのでした。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。2期アニメ制作を願うばかり

ラス為アニメ1期はよく12話で収まったなと思えるほど盛沢山な内容でしたが、原作小説はまだまだ続いているので、これからアニメ制作が発表されるのを願うばかりです。

1期ではプライドや周囲の重要キャラたちとの関わりが描かれていましたが、小説ではその後婚約者が出てきたり、ティアラの成長が描かれたりしています。

私はアニメ勢なので原作小説をしっかりと読んだわけではなく、今後の展開が楽しみでなりません。

まだラス為アニメを見たことがない人は、この機会に見てみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました