「小説家になろう」というサイトで有名になり、アニメ化された「転生したらスライムだった件」。
現在3期まで放送されており、3期終了と共に4期の制作と映画の第2弾の制作が決定したと発表がありました。
そんな中「4期が始める前に1期から見直したいけど、時間がない…」や「転スラを見たことないけど、興味はある…」という人も多いでしょう。
そこで今回はアニメ転スラのネタバレを含みながら、1期の内容を振り返っていこうと思います。
私はアニメの転スラが大好きで何度も見返し、セリフも覚えてしまいました…。2期の内容も合わせて確認したいという人は、以下の記事を参考にしてくださいね!
転生したらスライムだった件1期の内容
それでは早速、転スラ1期の内容をネタバレしながら、解説していきます。
転スラは、人間の住む普通の世界で通り魔に刺されて死んだ三上悟(みかみ さとる)が、異世界でスライムに転生するところから物語が始まります。
漫画や小説などの導入は物語初期ということもあり、面白い展開に入るまで退屈なことが多いですが、人間時代の悟はユーモアに溢れているので、転スラは最初から笑えますよ!
スライムへの転生~洞窟を出るまで
スライムに転生した悟は、目覚めた洞窟内に封印されていた「暴風竜ベルドラ」と出会い、友達関係になったことから、ベルドラの封印を解くために、体内にベルドラを取り込みます。
ドラゴンがツンデレでリムルに話しかける様子がクスッと笑えますし、ベルドラに出会わなかったらこの先リムルがどうなっていたかと思うと、運命の出会いですよね!
取り込む前に、ベルドラから名前を付け合うことを提案され、悟はベルドラから「リムル」という名を渡され、同時にリムルはベルドラに「テンペスト」というファミリーネームを与えました。
その結果、悟は転生先の異世界で「リムル=テンペスト」という名前を手に入れ、お互いに名前を付け合うことで、ベルドラと同格ということを魂に刻んだのです。
ベルドラを体内に取り込んだリムルは、洞窟の外に出ようと出口を探し、洞窟内にいる魔物たちを捕食しながら、突き進みます。
初めは声が出せなかったリムルが、魔物を捕食して声が出せるようになり、「あ~ああ~」とターザンのように、楽しそうにしているのが可愛いですよ!
いくつかの魔物を捕食しながら進んでいくと、やっと洞窟の出口に辿り着き、そこで冒険者3人組と出くわしそうになりますが、リムルの存在に気づかずスルー。
この3人組も後に物語に関係してくるのですが、気になる方は読み進めてください!
ゴブリンたちとの出会い
洞窟から出たリムルは森の中を楽しそうに突き進みますが、そんなリムルの前にボロボロで貧弱そうなゴブリンたちが現れます。
周囲の弱い魔物にとってリムルは強大な存在であり、初めに出会ったゴブリンたちも警戒と交渉をするために、リムルの前に現れたのです。
リムルは、面白そうと感じゴブリンの村まで付いていくことにし、そこで封印されていたベルドラが意図せず、森の守護神のような役割をしていたと知らされます。
ベルドラを自分の体内に入れたことで、森の周囲にいた魔物たちが活発化し、ゴブリンなどの弱い種族は窮地に陥っていると知ったリムルは、助けることに決めます。
ゴブリンの村を襲おうとしていたのは、牙狼族と呼ばれる狼の姿をした魔物であり、リムルが村に攻め入ってきた牙狼族の長を仕留めることで、戦いはあっけなく収束しました。
圧倒的な強さがあるリムルだからこそすぐに争いが収束したのですが、牙狼族のことを考えると長が一瞬で仕留められて、悲しいし悔しかったでしょうね…
その後、生き残った牙狼族一同と助けられたゴブリンは、リムルの配下になることを決め、配下になった証にリムルが1人1人に名前を付けます。
名付けで魔素を消費しすぎたリムルは、スリープモードに入り3日間行動不能になりますが、目覚めた後のリムルは配下たちに向けて3つの約束(ルール)を伝えます。
リムル名付けをされた魔物は進化をするのですが、杖つきながら歩いていたリグルドというゴブリンの村長がムキムキのゴブリンに進化したときは爆笑しました!
リムルが配下たちに向けて伝えた3つのルールはこちらです。
どのルールもゴブリンたちに詳しく説明して、配下たちからの疑問にもしっかりと答えていたリムルは、本当に魔物たちの主としてぴったりな人物だと私は思いました。
ドアーフとの出会い
これからの生活のため、衣食住を整えようとしていたリムルたちにとって問題が「衣」と「住」でした。
そのため、ドアーフやエルフなどさまざまな種族が暮らす、「武装国家ドワルゴン」に向かいますが、ドワルゴンでの入国審査を待っている間に、人間に襲われリムルが圧勝します。
国の外で争ったとして収容されますが、リムルたちから争いを仕掛けたわけではないことや、回復薬を提供したことなどが関係し、すぐに釈放されます。
その後、回復薬を提供したことのお礼がしたいと言われたときに、「職人を紹介して欲しい」とリムルが頼んだため、「カイジン」という腕利きの職人ドアーフと出会いました。
カイジンは元々リムルに付いていく気はありませんでしたが、あることがきっかけでドワルゴンから追放されたため、リムルの元で働いてくれることとなりました。
ドアルゴンでのリムルは人間時代からエルフが好きだったこともあり、羽を伸ばすシーンが多いですが、見た目がスライムなので可愛さしかありませんよ!
シズとの出会い
カイジンたちの力を借りて、順調に生活の基盤を作成していくリムルたちでしたが、そんなとき冒険者4人組がリムルたちの村に来ました。
そのうちの3人は、リムルが洞窟を出るときに見かけた3人で、残りの1人がリムルの運命の人となる「シズ」でした。
シズは元々戦時中の日本で暮らしていた人ですが、空襲のときに召喚され、そのままリムルと同じ世界で生きてきたため、寿命と体内にいた精霊が暴走し、意識を無くします。
シズの体内にいたのは「イフリート」という名の精霊ですが、リムルの体内でベルドラと対話をしたことで改心し、実際はいい子であるのが後に判明します。
シズとも同じように上手く行けば共存できたのでしょうが、上手く行かず結局暴走してしまったのです。上手く行っていればシズももう少し長生きできたのかも…
シズの体内にいた精霊をリムルが捕食したことで、シズは自由の身となりましたが、体力の残りが少なく、最期を迎える前にリムルに捕食されたいと願ったため、リムルは願いを叶えます。
シズを捕食したことでリムルは人間の姿に擬態することができるようになり、シズの体内にいた精霊も召喚することができるようになりました。
大鬼族(オーガ)との出会い
シズを取り込んだ後のリムルたちは順調に村を開発していきますが、そんな中6人のオーガと出会いシズから受け継いだ仮面を見たオーガたちは、リムルを魔人だと感じ違いし襲い掛かります。
オーガたちはリムルのことを、自分たちの集落を襲ったオーク側についている魔人だと感じ違いしていましたが、リムルと一戦を交え、人違いだったと気付きます。
そして、オーガの里がオークに襲われた事実を知ったリムルは、オーガたちにオークと戦うまでの拠点としてオーク戦後は自由にしていいという約束の元、一時的に配下になる提案をしました。
その提案を受け入れたオーガたち6人にリムルは名前を付け、オーガは鬼人(きじん)に進化しました。
鬼人たちもリムルにとっていなくてはならない存在になるので、この出会いがあって本当によかったです…!強いイケメンから美女まで揃っているので、あなたの推しキャラになるかもしれまんせんよ!
オークとの戦い
リザードマンの住む湿地帯にオークが攻め入り、リムルはリザードマンの首領から協定を結ぼうと言われたことや森の管理者であるドライアド(樹妖精)からオーク討伐を依頼されたため、湿地帯へ向かいます。
初めに登場するリザードマンの使者ガビルは「なんだこいつ?」というようなキャラですが、改心してからはなんだかほっとけないキャラだと私は思っています。
そこでオークを魔王にしようと目論んでいた魔人や魔王に進化したばかりのオークとリムルや鬼人たちは戦うことになります。
リムルと魔王になったばかりのオークの戦いになり、似たような能力を持つ2人だからこそできる喰い合い勝負となり、最終的にはリムルが勝利しました。
喰い合いを行う中で、魔王になったオークは仲間の飢餓を救うために行動しただけで、悪は魔人だと判明し、リムルと魔王の間で「仲間の罪は全部リムルが喰う」という約束が交わされます。
オークの過去を知ると、大飢饉があり仲間のために自分の腕を差し出すような心優しかった魔物が、魔人につけこまれただけだと知ることができ、複雑な気持ちになりました…そして、少しでも食べ物を得ることができていれば…と残念に思います。
ジュラの森大同盟設立
魔王オークとの戦いに勝利したリムルたちは、生き残ったオークたち15万人をどうするのかという問題に直面します。
そこで各部族の首領や中心人物が集まり会議が開かれますが、そこでリムルがオークたちの罪は問わないと発言したため、オークの残党たちの采配を任されます。
そして、リザードマンからは良質な水資源と魚をゴブリンからは住む場所を、リムルの街からは加工品を提供する代わりに、オークたちは労働力を差し出すという提案に全員が合意しました。
その結果、森の管理者であるドライアドからも森の恵みを約束してもらい、リムルをジュラの大森林の新たな盟主として掲げ、ジュラの森大同盟が設立されました。
最初は辞退しようかと考えていたリムルですが、周囲の人々は盟主として認めており、跪いていたためリムルが認めて、決定しましす。
みんなから頼まれると押しに弱いリムルは、何でもOKしてくれそうですよね(笑)リムルの人の良さや面倒見のいい部分がよく分かるシーンです。
さまざまな人の訪問
オークたちの労働力を借りて街を少しずつ大きくしていこうとしていたリムルたちの元に、以前リムルが行った武装国家ドワルゴンの国王「ガゼル・ドワルゴ」がやってきます。
そこでガゼルと剣を交え技を見切ったことで、「邪悪な存在ではない」と認められ、ドワルゴンと盟約を結びました。
ガゼルは、後にリムルを「弟弟子」と呼ぶほど可愛がってくれる存在なので、リムルが悪ではないと認められて本当に良かったです…!
ガゼルに国の名前を聞かれリムルは「ジュラテンペスト連邦国」と答え、リムルたちがいる街を「中央都市リムル」と決めました。
小さなゴブリンの集落から始まったのに、武装国家ドワルゴンと盟約を結べるほどの力を付け、綺麗になっていく国には本当に感動しました。
その後、リザードマンのガビルやガビルの妹などがリムルの国で暮らしたいとやってきて、それぞれに名前を付けてあげ、配下に加えます。
そのような日常を過ごしているリムルの国に、「魔王ミリム・ナーヴァ」が来襲します。
圧倒的な強さを持つミリムですが、精神年齢が幼く楽しいことが好きな子なので、2人は戦いになりますが、勝てないと悟ったリムルから蜂蜜を口に入れられ、戦いは終了しました。
全く関係ないですが、私はミリムが登場したとき「可愛い!」と思ったのと同時に、「リムルとミリム…名前似てない?間違えそう…」と感じました(笑)
この国には美味しい物がたくさんあり、魔王として過ごすよりも楽しいことがあると思ったミリムは、ジュラテンペスト連邦国に滞在します。
そんなときにミリムと同じ魔王である「カリオン」の部下がジュラテンペスト連邦国にやってきて、カリオンの配下になるようにと説得しにきますが、日時を改めて連絡をするようにカリオンに伝えろと指示し、そのまま帰らせます。
カリオンの部下が帰ったと思ったら、ブルムンド王国とファルムス王国の使者がやってきて、リムルはファルムス王国からお金で雇われていた使者のヨウムを英雄に仕立てることにしました。
全然知らない魔物が魔王を倒したとなるよりも、人間の勇者であるヨウムが倒したとした方が受け入れてもらえるとリムルは考えたようです。
自分の功績ではなく、今後の人間との関わりのために他の人を主役にするあたり、リムルが本当に国のことを想っているのが分かりますね!
教師として活動する
たくさんの人の来訪が終わったリムルは、シズの心残りだった子供たちを救うために、イングラシア王国に行き、ユウキという少年に会います。
ユウキも元日本人ですが、リムルがいる世界に召喚され、生前のシズが教師を務めているときの教え子の1人です。
そして、生前のシズが教師として最後に受け持った5人の子供たちの命が危ないことを知ったリムルは、シズの心残りである5人の子供たちを救うべく行動し始めます。
5人の子供たちの命が危ないのは、小さいときに召喚されてしまうと身体が耐えられず短命になってしまうからでした。
その運命を変えようとリムルは考え、同じく幼少期に召喚されたシズが生き残っていたことを思い出し、5人の子供たちを精霊と契約させることを選びます。
上位精霊を呼び出すために、精霊の棲家に行き、無事に5人の精霊契約が終わり、リムルの教師としての活動は終了するのでした。
5人の子供たちも今後のストーリーに関わってきそうな強い能力を持つ子ばかりで、面白いので、今後の活躍に期待ですね!
転スラは1期から大忙し!
今回は、アニメ「転生したらスライムだった件」の1期の内容をネタバレを含みながら、詳しく解説していきました。
人間だった三上悟がスライムに転生し、たくさんの魔物や人との関わりを通して、少しずつ大きくなっていく国や強くなっていくキャラたちなど魅力たっぷりのアニメです。
原作である小説は完結していますが、アニメ版は4期の制作が決定しており、まだまだ続く予定なので、今後の展開を楽しみに待ちましょう!