【妖狐×僕SS】白鬼院凜々蝶とは?先祖返りの種類や双熾との関係性など徹底解説!

【妖狐×僕SS】白鬼院凜々蝶の全てを解説 少女漫画

月間ガンガンJOKERで連載され、アニメ化もされた藤原ここあ先生の作品「妖狐×僕SS」

そんな妖狐×僕SSで主人公を務めるのが「白鬼院凜々蝶(しらきいん りりちよ)」ですが、「そういえばなんの先祖返りだっけ?」「ストーリーが難しくて分からない…」などと思う読者も多いようです。

そこで今回は、妖狐×僕SSに登場する可愛い女の子の中で、特に華奢で芯のある女性でもある白鬼院凜々蝶について、徹底解説していきます。

モシレ
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妖狐×僕SSのストーリーやあらすじを振り返りたいという人は、以下の記事であらすじを紹介しているので、合わせて読んでみてくださいね!

白鬼院凜々蝶のプロフィール

そもそも凜々蝶について、よく知らないという人のために、まずは基本情報からお伝えできればと思います。

  • 年齢:15歳(1章も2章も年齢に変化なし)
  • 先祖返りの種類:鬼
  • 死亡歴:1章では16歳時に死亡
  • 血液型:A型
  • 誕生日:2月21日
  • 髪色:黒
  • 目の色:紫
  • 身長:145cm
  • 一人称:僕

旧家の令嬢として誕生した凜々蝶ですが、先祖返りは縁起物だとする風潮の家系だったため、両親や妹と触れ合う機会はなく、大人達に囲まれて育ちます。

そんな環境で育ち、凜々蝶という個人を見るのではなく「先祖返り」としてしか扱われないことや、幼少期に同級生からいじめられていたことにより、悪態をついてしまう癖があります。

しかし、根は真面目で律儀な性格の凜々蝶は、悪態をついた後に後悔して「しゅん…」としてしまうため、後に出会う野ばらから「ツンデレではなく、ツンしゅん」と言われていました。

モシレ
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悪態をついておきながら、カルタに食料をさしだしたり、反ノ塚の染み抜きをしてあげたりと本当にいい子なんですよね…!ただ甘え方を知らない可愛い女の子です!

白鬼院凜々蝶の声優

アニメ版「妖狐×僕SS」で凜々蝶の声優を務めているのは、「日高里奈(ひだか りな)」さんで、妖狐×僕SS以外にも「転生したらスライムだった件」ではミリム役などを務めています。

その他にも有名作品の数々で声優を務めている実力のある方で、私生活では同じく声優の「内田 雄馬」さんと結婚されています。

モシレ
モシレ

ご主人である内田 雄馬さんは大人気漫画「呪術廻戦」の「伏黒恵」という主要キャラクターの声優を務めている実力のある方です!伏黒恵について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

妖館住民との関係性

続いて凜々蝶が深く関わることとなる「メゾン・ド・章樫(あやかし)※通称:妖館」の住人達との関係性について、説明します。

それぞれの人物と深く関わる章もあれば、あまり関わらない章もあるので、それぞれの章での関係性を徹底解説します。

凜々蝶と御狐神双熾(みけつかみ そうし)の関係

凜々蝶は幼少期に決められた許嫁がおり、文通を使って交流していましたが、実際に文通をしていた相手は許嫁のお世話係だった双熾でした。

双熾は凜々蝶との文通で救われた部分があるため、会う前から凜々蝶のことを気になっており、幼少期の凜々蝶が許嫁のところに来た時に、完全に好きになります。

そして、凜々蝶が妖館に入居する際には、凜々蝶が知らないままSS(シークレットサービス)として契約しており、入居時から涙を流して凜々蝶を出迎えます。

双熾は周囲から見ると、変態的に凜々蝶を愛しており、双熾自身も自分のことを「凜々蝶様の犬」と言っていましたが、凜々蝶は気持ち悪いと思うどころか受け入れて、1章の2人は付き合っていました。

モシレ
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付き合ってからの双熾は、SSという仕事柄主人を凜々蝶と言いながら、手のひらでうまく転がして凜々蝶を可愛がっていました。重すぎる愛ですが、1度でいいから、こんなに想われてみたいと思った読者も多いはず…!

2章に入ると、SSという関係性は変わっていませんが2人は付き合っておらず、むしろ契約を1度解消するまでに至ります。

結局、凜々蝶は1章のときの双熾を忘れられず、2章の双熾も「大事な人だ」とは感じていたものの、付き合うことはありませんでした。

3章の2人は最終的に、赤ちゃんを宿らせていたので、結婚したと思われます。

一方、恋人になれなかった2章の双熾は、3章の凜々蝶の赤ちゃんとして、「凜々蝶の一部になる」という願いが叶った形になりました。

凜々蝶と反ノ塚連勝(そりのづか れんしょう)の関係

反ノ塚は凜々蝶と自宅が近かったこともあり、妖館に入居する前から知り合いの幼馴染のような関係で、SSとなった双熾には自分のことを「お兄さん」と言っていたこともあります。

1章の反ノ塚は、悪態をついてしまう凜々蝶のことを心配して、色々と面倒を見てくれる本当にお兄ちゃんのような立ち位置でした。

2章の反ノ塚は、妖館の住民の中で唯一生き残った人物だったため、15歳を繰り返していた凜々蝶とは違って41歳になっており、絡みはほとんどありません。

記憶を受け継いでいなかった凜々蝶ですが、妖館の前で反ノ塚と少し会話をしただけで、記憶を断片的に取り戻してしまいます。

それだけ凜々蝶にとって、反ノ塚の存在は家族のような形で大事な存在だったのでしょう。

凜々蝶と雪小路野ばら(ゆきのこうじ のばら)の関係

野ばらは、反ノ塚のSSとして妖館に入居しており、女性ですが女体が好きで女性を見かけると鼻血を出すこともあるような人物です。

そのため、華奢で小柄な凜々蝶に興味を抱かないわけがなく、入居してすぐに口癖である「メニアック!」という言葉と共に、凜々蝶に絡みに行っていました。

1章の野ばらは、可愛い凜々蝶を愛でるお姉さん的な存在でしたが、2章では双熾とのSS契約を解消した凜々蝶のSSに立候補するほど好みだったようです。

凜々蝶の方は、野ばらを頼るようなシーンはなかったので、一方的に野ばらがつきまとっていたように私は感じています。

凜々蝶と青鬼院蜻蛉(しょうきいん かげろう)の関係

苗字から分かるように鬼の先祖返りの1人で、同じ鬼の先祖返りである凜々蝶とは、幼い頃から許嫁同士でしたが、双熾と凜々蝶が付き合い始めたことで、許嫁の関係は解消しました。

1章の蜻蛉が凜々蝶との文通を双熾にやらせていた理由は、字が汚いからで、文通を通して仲を深めていく2人にモヤモヤした感情(劣等感のようなもの)を感じていたそうです。

放浪癖があるため、妖館の住民ですが、家にいることが少なく、たまに帰ってきたと思ったら凜々蝶含め住民たちに変なお土産を配る人です。

放浪癖のせいで凜々蝶との関わりは薄めですが、1章も2章もいざという時に頼りになるのが蜻蛉で、凜みんなと平等に仲良く接していました。

ちなみに2章の蜻蛉は、字が汚いながらも凜々蝶と自分で文通をしており、凜々蝶と同級生だったため、1章の時よりも仲の良い様子が描かれています。

凜々蝶と髏々宮カルタ(ろろみや かるた)の関係

1章のカルタはとにかく食べることが大好きで、凜々蝶と同級生ということもあり、絡みが多い人物の1人です。

凜々蝶に食べ物を分けてあげたり、昼食を一緒に食べたりと仲の良い友達の立ち位置でしたが、2章のカルタは凜々蝶が15歳の時点で20歳だったため、あまり絡みがありませんでした。

カルタは1章の記憶を引き継いでいたため、仲良しの凜々蝶と絡めないのが辛かったようですが、凜々蝶が記憶を取り戻してからは、元の仲良しの関係に戻っています。

モシレ
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以前仲良しだった子から忘れられている(記憶をなくしている)状態って結構辛いですよね…。カルタの心情を想うと凜々蝶のことを本当に好きだったのが分かります。

凜々蝶と渡狸卍里(わたぬき ばんり)の関係

1章の卍里は幼少期に蜻蛉・夏目・双熾からいじられていた(卍里はいじめられていたと思っている)ため、双熾がSSを務めている凜々蝶にも、初めて会ったときに勝負を挑みます。

それをきっかけに、凜々蝶は妖館の入居者や関係者と仲を深めていくので、卍里からすると不服でしょうが、いい働きをしたと私は思います。

凜々蝶もいきなり勝負を仕掛けてきた卍里のことを嫌うことなく、可愛い年下の男の子程度にしか思っていない感じです。

2章の卍里は中学生で、高校生の凜々蝶とはあまり絡みがなかったので、2人の関係性は分かりませんが、お互いに嫌っている様子はありませんでした。

凜々蝶と夏目残夏(なつめ ざんげ)の関係

夏目は百目の先祖返りで、勘も鋭いため、初対面の凜々蝶に対しても内面のことを言い当てたり、普段はおちゃらけている様子でも、いざという時に頼りになったりする人物です。

何を考えているのか分からないような言動をしますが、凜々蝶が悩んでいるときには的確なアドバイスを伝えてくれるので、反ノ塚とは違った意味でお兄ちゃんのような存在だったのではないでしょうか。

凜々蝶と小人村ちの(ことむら ちの)の関係

1章のちのは、妖館でメイドとして働いている状態だったため、凜々蝶とはあまり絡みがありませんでした。

一方2章では、妖館の住民として凜々蝶の同級生になっているので、1章よりも凜々蝶との距離が近く、友人関係でした。

1章のメインキャラではないため、物語に直接関わってくるわけではありませんが、メイドだったちのが凜々蝶の同級生として登場して驚きましたし、こんな未来もありだと私は思いました。

白鬼院凜々蝶の名言集

最後に妖狐×僕SSで凜々蝶が残した名言の数々を紹介していきます。

その時の状況や凜々蝶の様子など細かく紹介していくので、凜々蝶ファンの方は、ぜひ参考にしてくださいね!

「好き…」

好き…君が自分の事を好きになれなくても、僕は…好き…好き‥
引用:藤原ここあ「妖狐×僕SS

これは1章の凜々蝶がSSをしている双熾に対して、告白しているシーンです。

タイムカプセルを埋めようという話になったときに、双熾に宛てた手紙と未来の自分に向けて書いた手紙を間違えてしまい、予想外に双熾に自分の思いが伝わってしまいます。

恥ずかしさのあまり凜々蝶は、近くの公園に逃げ、追ってきた双熾に対して告白するのですが、普段は悪態をついてしまう凜々蝶の素直な告白にキュンキュンしたのは私だけじゃないはず…!

この手紙の取り違えがあったからこそ1章の2人は付き合えましたが、2章では取り違えがなかったため、2人は付き合っていません。

「変わりたい」

変わりたい。傷つけるかもしれない。傷つけられるかもしれない。でももう一人になって逃げるのはやめるんだ。
引用:藤原ここあ「妖狐×僕SS

この言葉は、凜々蝶が自分は1人ではないということを認識して、前を向いて歩いて行こうと決心しているのが分かる言葉です。

凜々蝶は、分かりやすく悪態をついてしまう自分を嫌って変わりたいと思い行動していましたが、現実世界でも自分の嫌いな部分がある人が多いのではないでしょうか。

大・小はあれど、自分の直したいところから逃げずに正面から立ち向かっていく、凜々蝶の強さが分かる名言ですよね。

「全てを受け入れて前向きに生きるなんてできない」

全てを受け入れて前向きに生きるなんてできない。まだ、もう少しだけ君の事を想ってもいいだろうか。
引用:藤原ここあ「妖狐×僕SS

これは2章の凜々蝶が記憶を取り戻し、1章での双熾の死と向き合う覚悟を決めたときの言葉です。

モシレ
モシレ

大好きで愛した人が自分のために死んでいったと認めて過去と向き合うのはとても辛いことですよね…。それでも凜々蝶は、しっかりと現実を見るのを選んだんです…

最初は人付き合いが苦手で避けようと行動していた凜々蝶が、妖館の入居者たちと出会うことで、少しずつ変わっていくのが、本当に感動します。

漫画のキャラクターではなく、1人の人間としての成長が描かれているので、感情移入がしやすく読みごたえがあるのが妖狐×僕SSの良い所です!

白鬼院凜々蝶は魅力たっぷりの「妖狐×僕SS」主人公

今回は、妖狐×僕SSに主人公として登場する白鬼院凜々蝶について、全てをまとめました。

妖館の入居者たちとの関わりを通して、人間として少しずつ成長していく凜々蝶は可愛く、尊く、ずっと見守っていたいような存在です。

モシレ
モシレ

私は妖狐×僕SSで蜻様推しですが、そんな私でも凜々蝶は魅力的な人物だと思いますし、可愛くて現実世界にいたら絶対に友達になりたい…!

あなたもこの機会に「妖狐×僕SS」を読み返してみてはいかがでしょうか。

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